このレッスンでは 小数を文字列に変換する 方法について説明します こちらのプログラムをご覧ください 現在 「label」を1つ作成し その「label」に対して 「Hello」という文字列をセットし そして その「label」を 画面に追加するという プログラムが書かれています 今回は この「Hello」という文字列に換えて 上の方で宣言されている 「123.45678」という値の 「float」型の変数 「value」を 表示してみたいと思います このような 小数を文字列に変換するための 一番簡単な方法は 整数と同じく 「@()」と書き その中に「value」と書いて 「stringValue」を呼び出す方法です それでは実行してみましょう すると このように「123.4568」と 画面に表示されます ここで もともとの値は 「123.45678」だったのに対して 「123.4568」という風に 少し桁数が 少なくなっていることがわかります この小数点以下の 桁数を指定することが 「@()」を使った方法ではできません そこで もう少し違った方法を使ってみましょう プログラムに戻ります 小数を文字列に変換するときに 桁数を 細かく指定することができる方法は 「NSString」というクラスを使った方法です 「NSString」の「stringWithFormat」 というメソッドを使うことで 「%f」を指定して 「value」をその中に代入して 文字列に変換することができます それでは実行してみましょう このように 「123.456779」 こちらの値は もともとの値とちょっと違いますが 「123.456779」の最後の この「79」を四捨五入すると 「8」になることが わかりますので コンピュータの上では 同じ値になっていることがわかります それでは 桁数を細かく指定してみましょう プログラムに戻ります この「%f」と書かれている 「%」と「f」の間に 「.」 小数点の点を表す 「.」を1つ書き その後ろに 数字を書きます ここで 「.3」と書いたことにより 小数点以下の数字が 3桁表示されるという事を指定しています それでは実行してみましょう すると このように「123.457」と 小数点以下の桁数を指定して 表示することが できるようになりました このレッスンでは 小数を文字列に変換するための方法を 2つ紹介しました 1つは「@()」を使った方法です これを使うことにより 小数を文字列に 簡単に変換することができます そして もう少し長いコードを書く必要がありますが 「NSString」クラスの 「stringWithFormat」 というメソッドを使うことにより 小数点以下の桁数を より細かく指定することのできる 文字列の変換が可能になります