このレッスンでは影の細かな調整を行います それでは影ができたのですが よく見るとこの靴の部分が あまり馴染んでいないですね これは合成してただ置いた形になっているので ちゃんとリアルに靴の下のところは 影が濃くなるように加工してみましょう ではこのモデルの一個上のところに 新しくレイヤーを作ります そしてそこにブラシで書いていきましょう ブラシを選んで描画色を黒にして 不透明度は 50 % くらいに しておきましょう そして 固さは 0 にして 直径 小さめですね 今 18 でやっています こんな設定で靴の 境界線のところを塗ってやると 靴の下のところがちょっと影が濃いような 状態になります 有りと無しでかなり違いますね そしたらもう片方の踵も こんな感じにしてやると 立体感がでます このヒールのところも こんな感じで影を作ります そしたらここの靴の底の カーブしているところにも 影ができるはずなので このモデルのレイヤーの一個上にも レイヤーを作って 同じような設定 さらにブラシのサイズを小さくして こちらも塗ります そうするとより馴染むようになります こんな感じに細かくケアしてあげます ちょっと引いてみると だいぶ立体感が出ています このメインの影ですが これがハッキリしすぎています 影は伸びていると遠くに 行くほどぼやけていくはずです ずっとハッキリしていて違和感があるので これを調整しようと思います では影のレイヤーを選んで フィルターの「ぼかしギャラリー」から 「チルトシフト」を選びます チルトシフトは全部一括ではなく 設定した範囲が グラデーションのようにぼけていく ということができるツールです ではこの境界をドラッグして下の方に行きます そうするとこっちの上の方は あまりぼけてなくて 下の方がぼやけているのが 分かるかと思います ちょっと拡大してみましょう ぼかしの値をもっと上げてみると だいたい 40 くらいにすると 分かりやすいですね もうこの足元の辺りは ほとんどぼけていないですが この腕の辺りは結構ソフトになっています こんな感じにリアルに距離によって ぼけかたが変わっていると こんなぼやけかたになります ではこれで OK をクリックしましょう そうすると適用されて 実際の遠近感に応じたぼけが再現できます 影は元々道の立体感に合わせてますので 遠くに行くにしたがってのぼやけ方も リアルにするとより一層画像全体に 深みが生まれてきます