商業印刷用データ制作のためのIllustratorテクニック

使用インキに関するチェック

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データ内で使用しているインキに関するデータチェックについて解説します。
講師:
08:32

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このレッスンではデータ内で使われている色、使用インキに関するチェックの方法について解説します。まず Illustrator のデータ上で色の指定をしていく際に印刷インキである CMYK や特色の色指定が行われています。これらがどこで使われているかなどを確認するものとして「分版プレビュー」というパネルが用意されています。この他、印刷ではブラックの色の指定をした部分に対して特に明朝系の文字などにはオーバープリントといって印刷用語では「墨ノセ」と呼ばれる処理をすることがあります。その状況を確認したりまた画面上では白いオブジェクトとして見えているのに印刷すると出てこないというような白にオーバープリントがかかっている箇所やこれらを確認するための属性パネルというのが用意されています。これを利用したデータのチェック方法について確認してみましょう。まず「分版プレビュー」というパネルにつきましては「プリントと校正」のワークスペースの下の方に出ています。個別に表示したい場合につきましては「ウインドウ」メニュー>「分版プレビュー」というパネルを表示する機能を使ってみてください。ここでは「オーバープリントプレビュー」をチェックしてみます。 そうしますとまず中央のポスター、この部分を少し拡大して改めて確認してみますとオーバープリントプレビューのチェックによって見えていたはずのアザラシという白い文字が見えなくなってしまったのが分かります。これは塗りの指定で白が指定されているんですけれどもさらに「属性」というその下のパネルを見ますと「塗りにオーバープリント」要するに下味の色に対してノセ、オーバープリントするという命令がなされているがために実際には印刷されないオブジェクトとなってしまいます。このような場合「属性」パネルでは警告マークが表示されたりまた色指定でオーバープリントをチェックするという指定をしますとご覧のように印刷では出てこないので注意してくださいというような警告メッセージが表示されるようになっています。こうした部分につきましてはもしもチェックされておりびっくりマークが出てオーバープリントプレビューで見えなくなってしまうというオブジェクトでしたらばこのチェックを外すことをおすすめします。この他「ファイル」メニュー>「ドキュメント設定」の中には出力で白のオーバープリントという設定を破棄する機能なども別に用意されておりますが一つ一つのオブジェクトの中での細かいチェックをする際には今ご覧いただきました分版プレビューと属性プレビューを組み合わせてご覧いただくといいでしょう。 さらに分版プレビューではDIC やパントーンといった特色のインキが使われている場合それを確認することもできるようになっています。アートボードを全体表示にしDIC が使われている箇所をどこにあるかを確認してみます。この目玉のマークをクリックしてみますと画面上それが非表示になるんですがちょうどパンダという所が薄くなったりしていることが分かりました。改めてこのファイルの該当箇所を拡大表示して確認してみます。こちらのオブジェクトを選んでみますと「スウォッチ」パネルでは特色であるカラーが使われていることが分かります。「アピアランス」パネルにおきましては「文字」という所をダブルクリックしますとこの塗りとして使われている色が分かるようになっています。このような特色も本来は使わずCMYK4色だけのインキなのにというような場合不要なカラーということになってしまいます。そこでこのカラーがあった場合今回は通常のホワイト、白に直しますよという設定に変えます。そうしますと分版プレビューの中に特色が見えなくなりました。この他印刷ではブラックオーバープリント「墨ノセ」という言葉があるんですがこれはブラックのインキが使われている所に対して下地を通常 Illustrator で指定するとヌキといって下地のカラーが抜かれた印刷となっていきます。 その場合、細い明朝体の文字などにつきましては版がずれて印刷されたときに思わしい結果にならないことがあります。紙の白地が出てしまうという結果なんですね。実際にどのような画面か確認してみます。この画面ではブラックの文字が写真の上にのっているようなデザインになっています。3つ見えていますけれども一番左側の例が墨ノセといってブラックのインキの下地を抜かずに印刷するという方法です。分版プレビューのパネルでブラックの部分を非表示にしてみますと分かるかと思いますが一番左側には白く抜かれず下地もちゃんと印刷されてその上にブラックのインキが重ね擦りされることが分かります。一方中央の「スミ抜き合わせ」と言うんですが抜き合わせの場合ですと下地の色が抜けているのが分かります。このような処理の場合印刷された時に「版ズレ」といってずれてしまいブラックのインキの脇に白い紙の地の色が出てしまうご覧のように仕上がってしまうことがあるんです。特に細い文字、また細かい文字などの所ではこのような版ズレと呼ばれる印刷トラブルを避けるためにブラックオーバープリントと呼ばれる処理を予めしておくことをお勧めしています。なおこのブラックオーバープリントにつきましては「編集」メニュー>「カラーを編集」の中に用意された機能です。 オブジェクトを選択しこの機能を使いますとブラックという色指定の箇所に対してすべてオーバープリントという下地を抜かない設定を行ってくれるようになっています。印刷の中でもオフセット印刷また版を使う印刷の場合には各インキごとの版を用意しそれを使ってインキを重ね刷りしていくわけですのでご覧のような印刷工程に必要な処理としてブラックオーバープリントがあります。実際に版ズレしている場合にはこのような仕上がりでもそうですしトンボ自体もずれてしまうということがありますので印刷工程ではトンボの部分を見て版ズレの部分を確認します。また紙面のデザインの中ではその紙面デザインの文字スミ文字の所などを特にチェックしていただくといいでしょう。このレッスンではIllustrator データの印刷インキの使用状況に関するチェック方法について解説しました。

商業印刷用データ制作のためのIllustratorテクニック

Illustratorは印刷物の制作に適した機能を豊富に備えています。このコースでは印刷物データの新規作成や紙面設計、配置画像の扱いや印刷インキの指定方法といった知識から、入稿用パッケージや印刷用PDFの作成方法、入稿前のデータチェックの手順まで学ぶことができます。印刷トラブルを回避するためのデータ制作テクニックも豊富に解説します。

7時間32分 (95 ビデオ)
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ソフトウェア・トピック
カテゴリー
デザイン/イラスト
価格: 2,990
発売日:2016年10月06日

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